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【取材報告】小倉伝統のぬか床とぬか炊きを学びました。 更新日:2017.02.20

更新日:2017.02.20

発言者:チームジモイチ

みなさん、ご自宅にぬか床はありますか?
小倉城下では、江戸時代からぬか床が広まったと言われており、市内では「百年床」も珍しくありません。また、そのぬかみそで

魚を炊いたぬか炊きは伝統食品であり、郷土料理として親しまれています。
今も各家庭で大事にされているぬか床とぬか炊きの食文化について、ぬか床専門店槇乃家代表の波多野淳子さんにお話を伺いました。

波多野先生にぬか床の歴史や成分等について教わりました。

波多野さんは日ごろからぬか床教室や大学での講義等を通して、ぬか床を広める活動をされています。
きっかけは、20年以上前、地元産業の元気がだんだんなくなっていく様子を感じ、「なんとかしたい」と思っていたところ、ぬか床に鉄を入れるとナスの色が良くなるということをふと思い出しました。その主婦のちょっとしたアイデアから地場産業の鉄と小倉に昔から伝わる「ぬか床」を組み合わせ「鐵やづけ」というネーミングの調理用補助器具(お料理に使う鉄)を開発したところ、全国推薦観光土産品審査会で日本観光協会会長賞を受賞しました。

「鐵やづけ」

ナスの形。いろいろな「鐵」あります。

波多野さんのぬか床は、鉄分補給の「鐵やづけ」以外にも山椒、とうがらし、柑皮等の香り高い香辛料が入った熟成ぬか床です。また、漬けるのも朝取れたての選びぬかれたお野菜です。ぬか炊きに使う魚も鮮度のよい脂の乗ったものを探して毎日魚屋さんに通っています。

「北九州の人はとてもぜいたく。舌を肥やしていて食べ物にこだわりがある。海の幸・山の幸に恵まれて素材がすぐに手に入る環境は大きなメリット」と地元産にこだわります。

ぬか床教室もいつも盛況で募集をするとすぐに定員よりも多くの応募があるとのこと。
ぬか床を育てることを通し、ぬか床の栄養的知識を学ぶことで、健康維持につながる「食」に対する関心が高くなります。特に小さな子どもには身体にやさしい良いものを食べながら、本物の味を覚え、健康でいて欲しい。どの家庭にもぬか床を育てて欲しいと願いながらぬか床食文化を広めています。

ぬか漬けとぬか炊き

「槇乃屋」
住所:小倉南区長行西一丁目974-4 電話:093-452-2222 11:00~17:00 日・月・火休
「ぬか炊き」についてはこちら

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