きれいな空気、さんさんと降り注ぐ太陽、清流の流れ、黒潮の恵みをうけた
豊富な食材の数々。そんな北九州市の海産物の食材をご紹介しています。
漁場:筑前海、豊前海 漁獲時期:6月-12月
関門海峡で獲れる「関門海峡タコ」は、激しい潮流に流されないように海底の岩に
しがみつくため、筋肉が発達した短い足をしていて、吸盤が足の先までついています。
その足はプリプリの歯ごたえで、噛めば噛むほど味がでます。
タコには血中コレステロールを抑制したり、疲労回復、視力回復の効果がある
遊離アミノ酸の一種であるタウリンが豊富に含まれています。
漁場:豊前海 出荷時期:11月-3月(福岡県第一の生産量)
カキは肝臓の働きを促進するグリコーゲンを多量に含み、「海のミルク」と
言われるほど栄養に富んでいます。旬は冬で、この時期にグリコーゲンの量が
最も多くなります。
生食してもよく、焼きガキ、カキフライ、酢ガキ、カキ鍋などにして
賞味されています。
漁場:筑前海 漁獲時期:周年
釣りの対象魚としてなじみ深い魚です。メバルやアイナメと共に、根魚の代表格です。
身は脂肪が少ない白身で、鍋料理、味噌汁、ブイヤベースなどで
美味しくいただけます。
タウリンが豊富であり、夏バテ防止にも一役買ってくれます。
漁場:筑前海、豊前海 漁獲時期:3月-10月
釣りの対象として人気がある魚で、チヌともよく呼ばれます。身はタイ科らしく
歯ごたえがある白身です。刺身、洗い、塩焼き、煮付けなど和風料理の他、
ムニエルやアクアパッツア等の洋風料理でも食べられます。
漁場:筑前海 漁獲時期:周年
体は細長く側偏していて、頭は小さい。背部は灰青黒色で、背部から体側にかけて
青緑色の小斑点が走っています。
癖のない味で、塩焼き、照焼きなどにして食べられることが多いですが、
鮮度の良いものは刺身にしても美味しいです。身が柔らかいため、粕漬け、味噌漬けに
向き、特に白味噌に漬けた西京漬けの焼き物は有名です。
漁場:関門地域 漁獲時期:周年
名前の由来は、釣り上げられた時や産卵期に浮き袋を振動させ「グーグー」と
鳴く様が、愚痴を言っているかのように聞こえるからだそうです。
白身の魚で、練り製品の原料によくつかわれます。
漁場:筑前海、豊前海 漁獲時期:3月-12月
ブリとともに成長するにつれて名前が変わる出世魚としてもよく知られています。
(コッパ→セイゴ→フッコ→スズキ)ビタミンA・D豊富な白身の魚で、味は淡白だが、
身の締りがよく、適度に脂も乗って、新鮮なものの刺身や洗いは特に美味です。
また、塩焼き、煮付け、天ぷら、ムニエル、酒蒸しなど色々な料理にして楽しめます。
漁場:筑前海 漁獲時期:周年
肉質は白身で淡白で、光沢と弾力に富んでおり、代表的な白身魚のひとつです。
高級品として刺身やすし種として使われ、和・洋風の各種料理にも向きます。
ヒラメは、アミノ酸組成のバランスがよく、良質なタンパク質を含んでいます。
また、ビタミン類ではエネルギー代謝を促進する働きがあるナイアシンが多く
含まれている。
漁場:筑前海 漁獲時期:9月-4月
皮をはぐとぷりんとした白身の肉質。料理もしやすく、鍋の食材にも最適です。
キモは湯引きやあえものにしても抜群の美味しさです。
漁場:筑前海 漁獲時期:5月-12月
成長に伴い呼び名が変わる代表的な出世魚です。
(ハマチ→イナダ→ワラサ→ブリなど)
古くから日本人に親しまれてきた魚で、ことに西日本ではブリとのつながりが強く、
正月行事の食事などに重要な役割を果たしています。刺身、すし種、塩焼き、
照焼きなどで賞味され、特に、冬に獲れるブリは脂肪が乗り、「寒ブリ」と
呼ばれて珍重されます。
漁場:筑前海 漁獲時期:4月-12月
姿、形、色から受ける品格が昔から尊ばれ、「めでたい」にも通じる名のタイは、
古来から祝い事には欠かせぬ魚として重宝がられてきました。小さなうちは
沿岸部ですごし、成長するにつれて生息場所を次第に深場へと移します。
最大で1メートルくらいになるが、40cm前後のものが最も味が良いとされている。
漁場:筑前海、豊前海 漁獲時期:周年
北海道から九州にかけて分布し、島の周りや防波堤などで普通に見られる沿岸魚で、
釣りの対象魚として人気があります。肉は白身、味は淡白で美味。塩焼き、
煮付けにするとおいしいです。
また、肉は脂肪含有量が少ないうえに、消化が良く胃への負担が軽いため、
胃腸の弱い人や肥満を気にしている人にとっては、良いタンパク源となります。
●ケンサキイカ
漁場:筑前海 漁獲時期:4月-9月
生まれた時期や、生息場所によって大きさや体形が変化し細長いものと
太いものがいます。
生きている時は透明感のある体色をしていて、環境や状況により体色をめまぐるしく
変えます。身が柔らかく 味もよく刺身に向きます。
焼き物、煮付け、干物、塩辛なども美味しい。
漁場:筑前海、豊前海 漁獲時期:3月-7月
スルメイカなどが柔らかい軟甲なのに比べ、コウイカの甲は石灰質で堅いです。
本州以南の沿岸域から南シナ海まで分布し、春に産卵のため浅海に集まってきます。
身が厚くて柔らかく、美味なため生食用として珍重される高級イカです。
漁場:筑前海 漁獲時期:3月-8月、11月-3月
代表的な食用ウニはムラサキウニ、アカウニ、バフンウニの3種です。
ウニの食用となる部分は生殖巣で、生で食べるほか、塩蔵したもの、
またアルコールで加工したものを「練りウニ」として食用にします。
またウニの生殖巣は、旨味成分となるアミノ酸を含みビタミンAを
豊富に含んでいます。
漁場:筑前海、豊前海 漁獲時期:5月-10月
クルマエビの名前は腹を丸めた時に、しま模様が車輪のように見えることに
由来するそうです。
料理法は刺身、塩焼き、天ぷら、フライなど多種多様で味もよく、高級食材
として扱われます。
漁場:筑前海、豊前海 漁獲時期:5月-12月
冬から春にかけての産卵期が旬で、主に胸部の肉、ミソ、卵巣を食べます。
肉はやわらかで甘味もあり、相当な美味です。カニ料理店では、一級品に
ランクされています。
抱卵ガザミを保護して漁獲を増やす努力をしています。
また豊前海では「豊前本ガニ」としてブランド化を進めています。
生産地:筑前海 漁獲時期:12月下旬-3月、9月・10月
高級食材で、コリコリした歯ざわりが特徴です。刺身、酒蒸し、ステーキなどに
調理されます。
肝も珍味として食べられます。中華料理ではアワビをゆでてから干したものを重宝し、
とくに大きいものはたいへん高価でかつ珍重されています。
漁場:筑前海 漁獲時期:周年
サザエは、年中獲れますが、旬は春から夏の産卵期。刺身にしてもおいしいですが、
殻のまま焼いて醤油を垂らす「つぼ焼き」がもっとも美味しい食べ方として有名です。
また、生で食べるとコリコリしてかたい部分には、硬たんぱく質であるコラーゲンが
多量に含まれており、特に女性にはお勧めの食材なのです。
漁場:筑前海 漁獲時期:2月-5月
ひじきは大潮の干潮時に漁師や海女が磯にでて鎌などで刈り取って収穫します。
茎の部分だけにしたものを長ひじき、茎ひじき、糸ひじきなど呼びます。
また、芽の部分だけにしたものを 芽ひじき、姫ひじき、米ひじきなどと呼びます。
漁場:筑前海 漁獲時期:1月-4月
旨み成分を多く含み、また低カロリーで、ダイエット食品としても適しています。
ワカメに多く含まれる栄養素は、食物繊維、アルギン酸、フコイダンなどで、
血中コレステロール値を下げたり、動脈硬化や心筋梗塞を防ぐなどの効果があると
言われています。
漁場:筑前海、豊前海 漁獲時期:2月-5月
褐藻類に属しホンダワラの仲間です。長いものは7〜8mに達する、
強い生命力を持った海藻です。強い粘りと歯ごたえのある食感で、現代人に
不足しがちなミネラル・ビタミン・カロチンが豊富に含まれている、優れた
健康自然食品です。